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6Days~。
頭が痛い……今何時だろう?
そう思いながらゆっくりと目を開けると、目の前に私の大好きな人がいた。
あっ……私はまだ夢の中にいるんだ。そう思いながら、一定の呼吸を繰り返しながら眠る木下次長を目に焼き付けようと凝視した。凝視を始めて数分……目が疲れてきたところで、ここが現実だと思い知らされる。
ちょっとまって、現実なの?
今、私の隣で寝ているのは本物の木下次長?
私はゆっくりとベッドから出ると、カバンからスマホを取り出して、気持ちよさそうに眠る木下次長の寝顔を写真に収めた。
ぐふ・ぐふ・ふっ……。
気持ち悪く笑いながら、鼻息が荒くなってしまう。
写真に収めた木下次長と本物の木下次長を交互に見ながら、至福の時を噛みしめていると、ふとあることに気づいてしまう。時計が8時を過ぎている。
「きゃー!大変!8時過ぎてるんですけど」
私の声で目を覚ました木下次長が、むくっと起き上がった。上半身裸の木下次長は恐ろしく色気があって格好良かった。綺麗に割れた腹筋、眠そうな瞳……思わず手に持っていたスマホのカメラを向け、シャッターをきる。
「キャーー!!格好いい。可愛い」
格好いいと可愛いが交互にやってくる。
最高!
スマホのカメラがカシャカシャと音を立てる。興奮しながらスマホの画面を向けていると、画面越しに木下次長と視線が交わった。その瞬間、私の身体から血の気が引いていく。
やってしまった。


