7Days~7日間であなたを落とす方法


 *

 それから2時間後――――。

 私、角田香奈は琴葉の介抱をしていた。

「私はダメな人間なんれしゅよー。知らなかったとは言えー、木下次長に自分の想いだけを押しちゅけてー」

「はいはい。琴葉、水飲んで落ち着いて」

「かーなー。ありがとねーー」

 私に抱きつきながら琴葉は泥酔していた。

 私はそんな琴葉を愛おしそうに見つめながら、優しく背中を撫でた。

「あなたも不憫ね」

 そう言ったのは杏さんだ。

「何がですか?」

「私が気づかないとでも思った?」

「…………」

「好きなんでしょう?」

 その言葉に私は、焦りながら琴葉に視線を向けた。しかし琴葉は泥酔したまま眠っていた。

「よかった……」

 ホッと胸をなで下ろす私を、杏さんは面白げに見ている。

「そんなにその子が大切?」

「そうですね。この子は純粋で、真っ直ぐで、私に無いものを沢山持っている。人に言えないこんな私のセクシャリティーを聞いても、きっと一緒に悩んでくれる子だと思うんです」

「それならどうして言わないの?」

「この関係を崩したくないんです。琴葉は私を信じきっているから……下心があると知られたくないです」

 杏さんは眉を寄せながら私を見た。