7Days~7日間であなたを落とす方法


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 数日後。

「木下次長、好きです。私とお付き合いして下さい」

 私の告白に、木下次長の形の良い眉がピクリと動き、眉間の皺が一層深くなる。

「すまない……何度も言っているが君とは付き合えない」

「ですよねー。あはは……」

 私は乾いた笑いを漏らし、自分の席へと戻る。

「うそでしょう。またやってるよ」

「あの木下次長に告白とか命知らず」

「見てよ。あの眉間の皺」

「こっわー」

「次長今日も機嫌悪そうなのに、これ以上雰囲気悪くさせるのやめてほしい」

 同僚の耳障りな声がヒソヒソと聞こえてくるが、それを無視しながら琴葉は肩を落とした。

 今日も振られてしまった……。

 グッと奥歯を噛みしめ、涙を我慢する。

 そんな私を見た香奈が、溜め息を付きながら声を掛けてきた。

 「いい加減に諦めなさいよ」

 分っている。

 諦めた方が良いことぐらい分っている。

 それでも、私が告白をする時だけは次長が私を……私だけを見てくれる。

 それが嬉しくて何度も告白をしてしまう。

 今日だって私の告白に、戸惑いながらも優しい口調で私に言葉を掛けてくれた。

 『すまない……』と……。