7Days~7日間であなたを落とす方法


「あの……香奈?」

「あっ、ご……ごめん。驚きすぎて……いつから付き合ってるの?」

「今日で3日目なんだけど」

「最近なのね……」

 香奈が真っ青な顔をしているのが見える。心配してくれているのだろうか?そう思っていると、香奈がゆっくりと口を開いた。

「あんなので良いの?琴葉ならもっと優しくて、いい人がいると思うけど?」

「そんな事無い。木下次長じゃなきゃ嫌なの!」

「そう……」

 香奈が大きく溜め息を着いたのを見て、少し悲しくなった。そうだ、あの事実を言わなければ……。グッと唇を噛みしめてから、真実を告げる。

「でもね木下次長とは一週間だけの付き合いなの……」

「はぁ?」

 普段クールな香奈の口から聞いたことの無い声が聞こえた。驚きすぎて、私を見たまま口をパクパクとさせている。声も出せない様子だ。

「一週間で良いから付き合って欲しいってお願いしたんだ」

 私は、木下次長と付き合うことになった経緯を話した。それを聞きながら、香奈の顔が難しい顔になっていく。

「琴葉はそれで良いの?」

「良くないけど、少しでも側にいられるのならって……。一週間でも良いから付き合いたかったの」

「そんなの虚しいだけじゃ無い?」

「虚しくない。私が木下次長を絶対振り向かせてみせるから」

「あんな堅物どうやって落とすのよ」

「「…………」」

 二人して押し黙っていると、香奈がまた大きなため息をついた。

「無計画なのね……」