7Days~7日間であなたを落とす方法


 木下次長はモップを片手に、自分の腕を眺めた。

「普通だと思うが?」

「そんな事無いですよ。見て下さい」

 そう言って私は木下次長に自分の腕をまくって見せた。腕を比べるように並べると、木下次長の腕は自分の腕の倍以上のように見えた。

「ほら、こんなに違う」

 琴葉はまくった腕を元にもどしながら、木下次長の腕に触れた。血管の浮き出したたくましい腕は惚れ惚れするほど、格好いい。

「私なんて簡単に持ち上げられそうですね」

「皆川なら二人分ぐらい簡単に持ち上げられるぞ」

「ホントですか!」

 私はパーッと顔を輝かせて木下次長を見上げた。

「木下次長、お願いします」

 そう言いながら手を差し出すと、木下次長は仕方が無いなと言った様子で、力こぶを作るような格好で私を待ち構える。私はその腕にぶら下がる様に手を添えると、グイッと木下次長が持ち上げた。

 ブラーンっと、私は床から数センチ上に持ち上げられた。

「キャーッ!」