7Days~7日間であなたを落とす方法


 私はうっとりとしながら、木下次長の仕事姿を堪能した。

「待たせたな。すぐに帰ろう」

「いえ、最高の時間をありがとうございました」

 私の言葉に言っている意味が分らないと言った様子で、木下次長が「?」とした表情から、キョトンとした表情に変わった。

 うわっ……可愛い。

 木下次長ってこんな顔もするんだ。

 私は思わず木下次長に向かって両手を合わせて拝んだ。

 だって拝まずにはいられない。

 最高です。

 尊い……。

 この顔もスマホに納めたかった。

 あっ……涙出てきた。

「おい、皆川?何をやっている?」

「いえ、すみません。気にしないで下さい」

「そっ……そうか?それなら帰ろう」

 木下次長が引いているような気がするが、気にせず私達はオフィスの電気を消してエントランスを出た。外は秋から冬に変わり始め、乾いた風のせいで体がブルリと震えた。

「わーっ、大分涼しくなってきましたね」

「ああ、そうだな。これからどんどん寒くなる。体調管理には気を付けるように」

「はい!」

 木下次長らしい言葉に、私は大きく返事をした。

「……っ。すまない。どうしてもこう言う口調になってしまうんだ」

 ん?