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2Days~。
今日も昨日と同じような一日が始まり、終業時間を迎えてしまった。木下次長とは一週間しか付き合えないというのに、もう2日目が過ぎようとしている。
これではダメだ。
私はフロアーに木下次長と自分しかいないことを確認してから、木下次長の元まで向かった。
「木下次長はまだ帰らないんですか?」
「この仕事を終わらせてから帰る。大丈夫だから皆川はもう帰りなさい」
昨日と同じように帰るように言われ、私は肩を落としながら自分のデスクに戻ると、自分のカバンを手に取った。
「木下次長、お疲れ様でした。お先に失礼します」
「ああ、お疲れ様」
昨日と全く同じ言葉が返ってくる。
これではダメだと振り返り木下次長に視線を向けると、木下次長はパソコンの画面から一瞬だけこちらに視線を向けたが、すぐにパソコンへと視線を落としてしまった。まったくこちらに興味が無いと言った様子に、胸がズキリと痛む。
一週間という期限付きだが私は彼女なのに……。
悲しみから鼻の奥がツンと痛くなるのと同時に、ジワリと瞳に涙の膜が張る。
私はこのまま帰ってしまって良いのだろうか?
良い訳が無い。
今、私に出来ることは……。


