*番外 初めての企画*
『あなたに思いを届けたい』私が企画したメイジアとの企画は最終段階に入っていた。そのせいでものすごく忙しい。web広告、CMを仕上げ、チラシ広告用のポスターの出来上がりのチェックなど、山のように仕事はあった。毎日が残業で、颯斗さんから心配をされていた。
「琴葉は集中すると周りが見えなくなるから心配だ」
少し過保護気味な颯斗さんを見た杏さんが呆れたように笑う。今日も会議室でメイジアの企画担当である杏さんと相場さん、私と颯斗さんが顔を突き合せていた。
今日は商品の出来上がりを確認する日。
私はごくりと喉を鳴らすと、パッケージを確認してから箱のフィルムの封を切った。フィルムをはがし、箱をゆっくり空けると中からメッセージが飛び出す。
そこには『ありがとう』の文字が……。
「やったー!成功です。どうですか?」
私の言葉に皆がうなずいた。
「いい出来ね。琴葉さん、頑張ったわね。お疲れ様」
「ありがとうございます」


