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頭が痛い……。
そう思いながらベッドからモゾモゾと出ようとしてところで、天井がいつもと違うことに気付いた。
「ここどこ?」
そう声にすると、となりも何やらモゾモゾとしだした。
誰かいる?!
私は驚きのあまり、声も出せずに固まっていると、ごろりと寝返りを打った顔を見て驚いた。
「あ……杏さん!」
「ん?おはよう」
何でもないように、杏さんがそういうので思わず私も挨拶をした。
「おはようございます」
そんな私を見て、杏さんが愛おしそうに目を細めながら私の唇をふさいだ。
「んっ……ふぁっ……んっ……っ……」
朝から深いキスをされ、甘い声が口からこぼれ出てしまう。
それにしてもこの状況はどういうことなのか?
どうして自分は杏さんとキスをしているのだろう。
意味が分からずフリーズしていると、下唇をぺろりと舐めた妖艶な杏さんが、にこりと笑った。


