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1Days~。
そうして始まった一日目。
土日は自分磨きのために奮闘した。急遽美容院に飛び入りし、始めてエステにも行ってみた。ともかく二日間で出来ることをしまくり、今日という日に望んだ。
それにしても金曜日のことが夢みたいだった。告白すること30回以上、やっと木下次長と付き合うことが出来るんだ。一週間の期限付きだが、こんな好気を逃してなる者か。私は気合いを入れて職場に向い、朝の挨拶をしながら自分のデスクに着いた。少し離れた場所にある木下次長のデスクを見ると、仕事を黙々とこなす次長の姿が……。
かっこいいーー。
くぅーーっと、次長の格好良さに拳を握り絞めていると、木下次長と視線が合った。すると、木下次長は鋭い視線をこちらに向け、口パクで何かを言っている……?
ん?
『し・ご・と?』
私は左手の上に右手で作った拳をポンッとのせる。
おお、仕事!
仕事をしろということか。
何だか秘密のサインで会話をしているみたい。
恋人同士みたいじゃない?
違う、恋人同士だもん。
デレッと顔の表情を緩ませると、木下次長が頭を抱えているように見えた。
あれ?
ダメだったかな?


