「桜??大丈夫?」
ちょっと心配になり声を掛けてみる。
「えっ???・・・大丈夫、ありがとう陽奈。」
多分自分でも気づいて無かったのか、私が気づいた
ことにびっくりした様子の桜。
「あー!そうだった、桜に伝えたい事があったんだた。谷村が放課後体育館からグランドに場所変更だって。」
谷村とはバスケ部の部長。バスケの腕はこの学校では1番。
「了解!潤くんありがとう」
「なら、俺は教室戻るね ボゾ陽奈ちゃん本当に困ったことがあったらいつでも連絡してね!」
周りには聞こえないような声で言い残して去って行った



