しかも、リビングに行ったら、妹の香枝にも抱き着かれた。 「お姉ちゃん」 私の方を上目使いで見る香枝。 「寂しかった」 寂しかった? 私と香枝はほとんど喋ってなかったのに。 「お姉ちゃん。もうどこにもいかないでね」 なにがなんだかわからない。 皆が私に優しすぎる。 まるで、世界が変わったかのように。