お断りしたはずなのに、過保護なSPに溺愛されています

航太の唇が離れたと思えば、すぐにまた触れる。

何度も、角度を変えて、深く、優しく――けれど確かな熱をもって、紗良の唇を味わうように。

「ん……っ」

小さな声が、自然と紗良の喉から漏れた。

その瞬間、航太の手がそっと彼女の腰に回り、引き寄せるようにしてソファへと押し倒す。

「こ、こーた……っ」
紗良は戸惑い混じりに名を呼ぶが、その声すらキスに奪われる。

「紗良が可愛いのが悪いんだから」
囁くようにそう言って、航太はもう一度、唇を重ねる。

紗良はもう、抵抗することも、言葉を返すこともできなかった。

ただ静かに目を閉じ、航太のぬくもりと、深く降り注ぐ愛情を――まるで初めて触れるそれのように、ひたすらに受け入れていた。

時折、甘い声が零れる。

「ん……ぁ……」

それは紗良が心から航太を信頼している証であり、彼のすべてを受け止めようとする心の震えでもあった。

航太はそんな紗良の反応に、口元をほころばせながらも、なおも真剣な眼差しで彼女を見つめていた。

まるで、長く待ち続けた愛を、やっと確かめられたような――そんな穏やかで、深く、優しい夜の幕が、静かに降りていった。