電柱は私の背丈ほどになるまで地面に埋もれていた。 触れようと思えば、触れられる距離に電線があった。 電気は流れていなかったのかもしれないけれど、 この電線に触れたら、死んでしまうのではないかという恐怖が頭をよぎった。 遠くの方を見ると、うねった道路のせいなのか、 電柱が傾き、今にも倒れそうになっているところが何箇所かある。