雄介は、ご飯を食べ終えると、ゴミも片付けずに「俺、寝るわ。」と言い、わたしの寝室へと入って行った。

わたしはそんな雄介の背中を見つめ、バタンと寝室のドアが閉まると、雄介が先程まで見ていたテレビ番組の笑い声だけが居間に響いていた。

わたしは自分の食事を終えると、食べ終えた雄介の分のゴミも一緒に片付け、テレビを消し、シャワーを浴びた。

「寒っ、、、」

10月にもなれば、北海道ではシャワーだけではさすがに身体が温まらず、逆に冷えてしまう。

けど、今からお風呂を沸かして入る気力など無い。

わたしはドライヤーで髪を乾かし、スキンケアをしてから洗面所の鏡の前で歯を磨き始めた。

鏡に映る自分を見て、わたしは思った。

わたし、こんなに老けてたっけ、、、
目の下のクマが凄い目立ってる、、、

そんなことを思いながら歯を磨き終え、暖房を入れていたエアコンを停止させると、わたしは電気を消し、毛布一枚に包まりソファーに横になった。

雄介がうちに居候するようなってから、雄介はわたしの寝室のシングルベッドで寝るようになった為、わたしは必然とソファーで寝ることになる。

雄介は羽毛布団、わたしは毛布一枚。

寒さで毛布に包まり、ソファーで寝ている為、寝つきも悪くなかなか疲れが取れない。

明日も開店から仕事。
早く寝なくちゃ、、、

そう思いながら目を閉じたが、寝たのか寝れてないのか、よく分からない状態のまま朝を迎えたのだった。