「そんなに心配なら、亜子さんを選べばいい。私に嫌な思いをさせることより、困ってる亜子さんを助けたい気持ちの方が強いなら、亜子さんの方に行くべきだよ。私と亜子さん、両方欲しいっていうのは、スケベが過ぎる」
隼人の気持ちを理解は出来ても同意は全く出来ないため、突き放す。
「『スケベが過ぎる』って……。強い言い方するなぁ。どこにもいかないよ。奈々未の傍にいる」
私の言い方に不満げな隼人だが、
「そっちこそ『どこにもいかないよ』なんて、あたかも私の方が縋り付てるみたいな言い方してさ」
言い方に不満があるのはお互い様だ。
「……あのさ。確認なんだけど、元カノじゃなくてただの女友だちの相談に乗るのもダメ?」
この期に及んでまだそんなことを言っている隼人。
「美知さんだったらいいよ。他は無理。だって、隼人の女友だちのことなんて聞いたことないから、相手が隼人をどう思ってるかなんか分からない。友だち以上の感情があるかもしれない。隼人だって、スケベ心を持った過去がある女の子かも分からない。私には『アイツは友だちだけど、イイなって思ってた時期がありました』なんて正直に言わないでしょ? どうせ」
「スケベスケベって言わないでよ。聞いた俺が間違ってた。ていうか、美知が俺に相談を持ち掛けることなんかまずないよ。今日、絶交されたし」
肩を落としてコーヒーカップを見つめる隼人。美知さんとまで拗れていたとは……。
隼人の気持ちを理解は出来ても同意は全く出来ないため、突き放す。
「『スケベが過ぎる』って……。強い言い方するなぁ。どこにもいかないよ。奈々未の傍にいる」
私の言い方に不満げな隼人だが、
「そっちこそ『どこにもいかないよ』なんて、あたかも私の方が縋り付てるみたいな言い方してさ」
言い方に不満があるのはお互い様だ。
「……あのさ。確認なんだけど、元カノじゃなくてただの女友だちの相談に乗るのもダメ?」
この期に及んでまだそんなことを言っている隼人。
「美知さんだったらいいよ。他は無理。だって、隼人の女友だちのことなんて聞いたことないから、相手が隼人をどう思ってるかなんか分からない。友だち以上の感情があるかもしれない。隼人だって、スケベ心を持った過去がある女の子かも分からない。私には『アイツは友だちだけど、イイなって思ってた時期がありました』なんて正直に言わないでしょ? どうせ」
「スケベスケベって言わないでよ。聞いた俺が間違ってた。ていうか、美知が俺に相談を持ち掛けることなんかまずないよ。今日、絶交されたし」
肩を落としてコーヒーカップを見つめる隼人。美知さんとまで拗れていたとは……。



