『手紙の内容は、自分の目で確認しな。私が言いたいのは、【私のやり方を奈々未に押し付ける気はない。奈々未のやり方を応援する。今までは、奈々未の心が壊れない働き方をするのが良いに違いないと思ってたけど、決めつけは良くないね。奈々未はそうは思ってなくて、患者さんも奈々未のやり方を喜んでいるなら、私の口出しは余計なお世話だったなって思う。もしそれで奈々未が苦しくなったとしたら、周りが支えればいい話だもんね】ってこと。以上です』
美知さんが『用は済んだから切るね』と言った時、玄関のベルが鳴った。
『あ、やっと隼人が到着したね』
ベルの音は、電話を筒抜けて美知さんの耳にも入ったらしい。が、
「してませんよ」
おとぼけをかましてみる。しかし、玄関の向こうではなかなか出てこない私に向かって、再度隼人がベルを押す。
『してるじゃん。ベル鳴ってるじゃん』
「してない、してない。聞こえない」
もう一度すっとぼけた直後、隼人がまたベルを鳴らした。
「……チッ」
思わず林田さんバリの舌打ちをしてしまう。
『オイ』
それが美知さんの気分を害してしまう。
「ごめんなさい。美知さんに向けてしたわけじゃなくて……」
『分かってるよ。もういい加減出なさいよ。出なかったら絶交だからね‼』
病人の私に『お大事にー』の言葉もなく、美知さんが電話を切った。
美知さんが『用は済んだから切るね』と言った時、玄関のベルが鳴った。
『あ、やっと隼人が到着したね』
ベルの音は、電話を筒抜けて美知さんの耳にも入ったらしい。が、
「してませんよ」
おとぼけをかましてみる。しかし、玄関の向こうではなかなか出てこない私に向かって、再度隼人がベルを押す。
『してるじゃん。ベル鳴ってるじゃん』
「してない、してない。聞こえない」
もう一度すっとぼけた直後、隼人がまたベルを鳴らした。
「……チッ」
思わず林田さんバリの舌打ちをしてしまう。
『オイ』
それが美知さんの気分を害してしまう。
「ごめんなさい。美知さんに向けてしたわけじゃなくて……」
『分かってるよ。もういい加減出なさいよ。出なかったら絶交だからね‼』
病人の私に『お大事にー』の言葉もなく、美知さんが電話を切った。



