前回同様、ふたりの兄とルシアンはアマリリスが泣き止むのを優しく見守り、落ち着きを取り戻したところでお茶を準備した。
ユアンが淹れてくれた紅茶を口に含み、アマリリスは茶葉の芳醇な香りを堪能する。
ポーカーフェイスを保ったまま、内心ではこう思っていた。
(今度はユアン兄様の衣装をぐちゃぐちゃにしてしまったわ……! もう、絶対に、絶対に、人前で泣かないから……!)
ユアンの深い愛情を知って、心が満たされたアマリリスはそう決心する。
「はあ、ユアンに持っていかれたな」
「テオ、最初からわかってただろう?」
「ねえ、まさか、これで終わりだと思っていない?」
ところが、ルシアンがこの感動的な空気に横槍を入れた。
「どういうことだ? 納得いかないが、今回はユアンの勝ちだろう」
「は? オレがこれだけリリスを幸せにした後で勝負できると思ってんの?」
テオドールとユアンの言葉を聞いたアマリリスは、まだ隠されていることがあるのだと察する。
(ユアン兄様の勝ちとか勝負ってなに? もしかして、ルシアン様とテオ兄様の空気が微妙だったけど……関係あるの?)
アマリリスは静かにことの成り行きを見守ることにした。
「僕がなにも手を打たずにいると思う?」
ユアンが淹れてくれた紅茶を口に含み、アマリリスは茶葉の芳醇な香りを堪能する。
ポーカーフェイスを保ったまま、内心ではこう思っていた。
(今度はユアン兄様の衣装をぐちゃぐちゃにしてしまったわ……! もう、絶対に、絶対に、人前で泣かないから……!)
ユアンの深い愛情を知って、心が満たされたアマリリスはそう決心する。
「はあ、ユアンに持っていかれたな」
「テオ、最初からわかってただろう?」
「ねえ、まさか、これで終わりだと思っていない?」
ところが、ルシアンがこの感動的な空気に横槍を入れた。
「どういうことだ? 納得いかないが、今回はユアンの勝ちだろう」
「は? オレがこれだけリリスを幸せにした後で勝負できると思ってんの?」
テオドールとユアンの言葉を聞いたアマリリスは、まだ隠されていることがあるのだと察する。
(ユアン兄様の勝ちとか勝負ってなに? もしかして、ルシアン様とテオ兄様の空気が微妙だったけど……関係あるの?)
アマリリスは静かにことの成り行きを見守ることにした。
「僕がなにも手を打たずにいると思う?」



