もらったのは金平糖だけではない。時にはアマリリスに必要な化粧品をもらったり、よく眠れる香料をもらったり、心理学に関する本をもらったりした。
アマリリスが挫けそうな時や、自信をなくした時はたくさん褒めてもらった。
いつも温かな青緑の瞳を細めながら、表情を隠しアマリリスに嘘がばれないようにして。
ユアンは兄だと打ち明けることもできず、もどかしい思いをしたに違いない。
それでも、ずっと会いにきてくれていた。ほんのわずかな時間のために、ユアンは危険を犯してもアマリリスのために行動していたのだ。
これまでにアンネから、ユアンから与えられた優しさが、アマリリスの心を一気に埋め尽くす。
「ユアン兄様……兄様だって、大変、だったのに……!」
「まあ、リリスのためならなんでもできるって。それよりも、あの時みたいに守れないのが嫌だった」
あの時。
十四歳で屋敷から追い出されたユアンの行き先は南の国ナイトレイだった。
アマリリスが挫けそうな時や、自信をなくした時はたくさん褒めてもらった。
いつも温かな青緑の瞳を細めながら、表情を隠しアマリリスに嘘がばれないようにして。
ユアンは兄だと打ち明けることもできず、もどかしい思いをしたに違いない。
それでも、ずっと会いにきてくれていた。ほんのわずかな時間のために、ユアンは危険を犯してもアマリリスのために行動していたのだ。
これまでにアンネから、ユアンから与えられた優しさが、アマリリスの心を一気に埋め尽くす。
「ユアン兄様……兄様だって、大変、だったのに……!」
「まあ、リリスのためならなんでもできるって。それよりも、あの時みたいに守れないのが嫌だった」
あの時。
十四歳で屋敷から追い出されたユアンの行き先は南の国ナイトレイだった。



