青緑の瞳はそのままに、薄茶色の長い髪をひとつにまとめた美麗な顔立ちが顕になる。
首には女性にはあるはずのない喉仏があった。
さらにロングワンピースを脱ぎ去ると、程よくフィットした黒い衣装の下に、ガッチリとした身体が隠れていた。
「リリス。やっとこの姿で会えた」
「――まさか、そんなこと……」
アマリリスに向ける穏やかな青緑の瞳は、テオドールと同じで。
さらりと揺れる薄茶の髪は、アマリリスの記憶と寸分違わず。
細身でスラリとした長身の青年は、あの時、アマリリスの大粒の涙を拭ってくれたユアンの面影がありありと残っていた。
「……本当に? 本当にユアン兄様?」
「うん。ユアンだよ。ちょっとやばい組織から抜けられなくて、秘密にしてもらってたんだ」
アマリリスは弾けるように立ち上がり、ユアンに飛びつく。
ユアンは一瞬ふらついたが、しっかりとアマリリスを受け止め破顔した。
「ユアン兄様……! ずっと見守っていてくれたの……?」
「ははっ、そんな大層なもんじゃないよ。ただ、リリスに会う方法が他になかったから」
アマリリスがクレバリー公爵家でつらい思いをしていた時、ユアンは性別を偽ってまで助けに来てくれていた。
首には女性にはあるはずのない喉仏があった。
さらにロングワンピースを脱ぎ去ると、程よくフィットした黒い衣装の下に、ガッチリとした身体が隠れていた。
「リリス。やっとこの姿で会えた」
「――まさか、そんなこと……」
アマリリスに向ける穏やかな青緑の瞳は、テオドールと同じで。
さらりと揺れる薄茶の髪は、アマリリスの記憶と寸分違わず。
細身でスラリとした長身の青年は、あの時、アマリリスの大粒の涙を拭ってくれたユアンの面影がありありと残っていた。
「……本当に? 本当にユアン兄様?」
「うん。ユアンだよ。ちょっとやばい組織から抜けられなくて、秘密にしてもらってたんだ」
アマリリスは弾けるように立ち上がり、ユアンに飛びつく。
ユアンは一瞬ふらついたが、しっかりとアマリリスを受け止め破顔した。
「ユアン兄様……! ずっと見守っていてくれたの……?」
「ははっ、そんな大層なもんじゃないよ。ただ、リリスに会う方法が他になかったから」
アマリリスがクレバリー公爵家でつらい思いをしていた時、ユアンは性別を偽ってまで助けに来てくれていた。



