「アンネさんは、もう大丈夫なのですか?」
「ええ、おかげさまで。全部暴露してやったから、もうあたしのことまで手が回らないはずよ。これからはのんびり暮らすわ」
アンネはイクシオ商会でもかなり重要なポジションだったので、辞めたくても許されなかったと話す。
自由のない暮らしがどんなものか、アマリリスは骨身に染みてわかっている。
だからこそ、心からアンネの恩赦を喜んだ。
「恩人であるアンネさんがこうして自由を得られて、私も嬉しいです」
「……恩人ねえ。本当に気付いてないんだ?」
「気付いていないとは……?」
突然、アンネの声が低くなる。
アマリリスはアンネの声が女性にしてはハスキーだと思っていた。
しかし、それよりもさらに低くまるで男性のようだ。
ルシアンとテオドールは揃って機嫌が急降下し、この空気の変化にアマリリスだけがついていけない。
すると、徐にアンネが立ち上がり、今まで決して外すことがなかったストールを剥ぎ取った。
「ええ、おかげさまで。全部暴露してやったから、もうあたしのことまで手が回らないはずよ。これからはのんびり暮らすわ」
アンネはイクシオ商会でもかなり重要なポジションだったので、辞めたくても許されなかったと話す。
自由のない暮らしがどんなものか、アマリリスは骨身に染みてわかっている。
だからこそ、心からアンネの恩赦を喜んだ。
「恩人であるアンネさんがこうして自由を得られて、私も嬉しいです」
「……恩人ねえ。本当に気付いてないんだ?」
「気付いていないとは……?」
突然、アンネの声が低くなる。
アマリリスはアンネの声が女性にしてはハスキーだと思っていた。
しかし、それよりもさらに低くまるで男性のようだ。
ルシアンとテオドールは揃って機嫌が急降下し、この空気の変化にアマリリスだけがついていけない。
すると、徐にアンネが立ち上がり、今まで決して外すことがなかったストールを剥ぎ取った。



