【番外編】イケメン警察官、最初から甘々でした。

夜。
カーテンの隙間からこぼれる街灯の明かりが、
柔らかく寝室の空気を照らしていた。

涼介のシャツのボタンを、美香奈の指がひとつずつ、ゆっくりと外していく。
触れる指先は、どこかいつもより慎重で、繊細で。
まるで、その温もりさえ、永遠に留めておきたいかのようだった。

「……なんか、今日のきみ、やさしい」

ふっと笑った涼介の言葉に、美香奈は微笑み返す。

「だって……好きで、好きで仕方ないから」

ふたりの距離が、静かに重なっていく。

ただ触れるだけだったキスが、
やがて深く、やわらかく、甘く溶け合うように。

お互いの輪郭を確かめるように、
肌に、髪に、唇に、何度も触れながら――

ただひとつ、心のなかにある確信。

――この人と、ずっと一緒にいたい。

どこにも急がず、
何も焦らず、
ただ“今”だけを静かに慈しむような時間が流れる。

交わす言葉は少ないけれど、
瞳と肌と心が、それ以上に深くすべてを伝え合っていた。

ふたりの身体がひとつになるたび、
心もまた、さらに強く結びついていくのを感じる。

「……愛してるよ、美香奈」

その声に、美香奈は、ただ――

「……わたしも。あなたのこと、一生、大事にする」

小さく、でも確かな声で答えた。

そうして夜は深くなり、
ふたりはひとつの未来へと、さらに近づいていった。

幸福に満ちた、
確かなぬくもりを抱きしめながら――