私は今日も愛を叫ぶ

私の名前は夢川日向。

この広い広い世界で

この広い広い教室に

たった三つの机だけしか置かれていない。

新学期早々、私は手から力が抜け、

ポスッとスクールバッグを地面に落とした。

「ああー!日向、よろしくね〜!」

こんな幸せなことがあっていいのだろうか。

私は『推し』に話しかけてもらい、
名前を呼ばれ、
私のためだけの笑顔を向けられている。

「よ、よろしく〜。」

心臓が飛び出そう。

私は倒れるのを必死に堪えて

笑顔を貼り付けた。