玄関に座り込んで、一人すすり泣いていた。


苦しくて、受け止められなくて、苦しい現実に反吐が出た。





『あんた、正直ウザイよ』





頭の中で、さっき言われた言葉がこだまする。



その通りだ。

善意でやってたことが、きっとお節介だったんだろうな。


お節介なんてしなければ、今も仲良く笑い合えたのかな⋯⋯




っうぅっ



なんで、泣いてるんだろ⋯⋯

私が悪いのに⋯


制服の袖で涙を拭く。

涙がどんどんシミを作っていく。


何かが爆発したみたいな、強い衝撃が襲った。

感情に表せないぐらいだった。



でも、今は─────










今はただ、ごめんなさい。

言わせたくないような言葉を言わせて、悩ませて、苦しませて、本当に、本当に、



───────ごめんなさい。



・──*──୨୧──*──・

しばらく経つと、涙も足の痛みもだいぶ落ち着いた。

それでもまだ少し痛む足でヨロヨロと歩きながら、台所へ向かう。