「あんたさ、もう私に絡むの、やめてくんない?」





放課後空き教室に来て、と言われて行って、一番最初に聞こえた言葉はこれだった。



……え、、?

なんで、そんなこと……


放課後の冷たい風が、私に纏わりつく。

心に渦巻くどす黒い感情が、ドブ底から這い上がってくるような、そんな感じがした。

絶望、とでも言うのだろうか。





「私は、ただ友達になりたかっただけで「だから!」





その声で、私の言葉は途切れた。

悲しさと虚しさが同時に体全体を駆け巡った。





「そういう態度、やめてくんない?迷惑なのはこっちなの!なのに被害者ヅラしないで!」





え……?


ごくん、と息を飲んだ。



ただ、怖かった。