【完】オキナグサに愛を込めて



シホはというとイチジョウさんといい感じらしく、デートという名のサボりを頻繁にしていた。


シホが居ないのは寂しいけど、憧れてたイチジョウさんといい感じで一喜一憂するシホを見てると自分の事のように嬉しかった。

それに、クラスの皆もレンさんが迎えに来る日常に慣れてきたのか前みたいに話しかけてくれるようになった。



───…今日もシホはイチジョウさんとデートへ行っている。


わたしは1人移動教室へ向かっている時の出来事。



「あれ、あなたレンさんの…」