私は友達がずっといなかった。
幼稚園も小学校も中学校も高校も、休み時間は本を読んで、登下校も1人。
中学に入学する頃には、友達を作ることすら諦めてた。
別に友達がいたところで、めんどくさそうだし。そう、友達が作れない自分を正当化するために素直じゃない言い訳を考えてた。
ずっと一人だと悪目立ちするのだろう、先生にちょくちょく悩みがあるなら話してごらんって、言われた。
その中に、手紙でもいいからってプリントを渡してきた先生がいた。せっかくだし、書いてみような。仕方ないようなそぶりをしながら、期待してた。
なのに、その期待は外れた。
わかる。わかる。その言葉の羅列。
あんたになんかわかってほしくない。生徒に慕われてる先生なんかにわかるわけない。どうせ、分かってないのに、「わかる」なんて、軽々しく言わないでほしい。
それに、あんたにわかったところで、何の解決にもならない。私の気持ちは半分にならないし、量産されるだけ。
どうせ、私のことなんか軽く丸め込めるって思ってるんだ。そんなもんなんだ。
そう、思われたくないって、私はその先生を拒んだ。すると、その先生も私に冷たくなっていく。あんな、悪態をついたはずなのに、冷たく接されると、ショックを受けてる。
わかるっていう、言葉に傷ついた自分の気持ちは本当。悔しかったんだ。簡単に計られてる様で。
だけど、他の先生よりも、真剣に考えて書かれた内容なんだってことはわかってた。
その事を、その先生に伝えることが正解だったのだろうか。
結局、中学も高校も私は友達ができずに終わった。
だが、大学に入って、若葉さんにあって、昆虫が好きな人に出会った。
私は友達ができたことがないから、友達の定義もわからない。
鈴川さんと私は、奥谷君と私は、若葉さんと私は、蕾ちゃんと私は、友達だったのだろうか。
わからない。
あの時は、友達だって、各省が欲しかったように思う。
だけど、もういいや。独りよがりだったとしても、もうみんなに顔向けできないから。
頭から手、指の先へと昇っていき、何かを壊したい衝動に駆られる。
壁を殴ったり、頭をぶつけたり。
痛い。でも、その衝動は消えてくれなくて、増えてくるばかり。
足りない。足りない。
一番壊したいのは自分自身なんだってこと。
幼稚園も小学校も中学校も高校も、休み時間は本を読んで、登下校も1人。
中学に入学する頃には、友達を作ることすら諦めてた。
別に友達がいたところで、めんどくさそうだし。そう、友達が作れない自分を正当化するために素直じゃない言い訳を考えてた。
ずっと一人だと悪目立ちするのだろう、先生にちょくちょく悩みがあるなら話してごらんって、言われた。
その中に、手紙でもいいからってプリントを渡してきた先生がいた。せっかくだし、書いてみような。仕方ないようなそぶりをしながら、期待してた。
なのに、その期待は外れた。
わかる。わかる。その言葉の羅列。
あんたになんかわかってほしくない。生徒に慕われてる先生なんかにわかるわけない。どうせ、分かってないのに、「わかる」なんて、軽々しく言わないでほしい。
それに、あんたにわかったところで、何の解決にもならない。私の気持ちは半分にならないし、量産されるだけ。
どうせ、私のことなんか軽く丸め込めるって思ってるんだ。そんなもんなんだ。
そう、思われたくないって、私はその先生を拒んだ。すると、その先生も私に冷たくなっていく。あんな、悪態をついたはずなのに、冷たく接されると、ショックを受けてる。
わかるっていう、言葉に傷ついた自分の気持ちは本当。悔しかったんだ。簡単に計られてる様で。
だけど、他の先生よりも、真剣に考えて書かれた内容なんだってことはわかってた。
その事を、その先生に伝えることが正解だったのだろうか。
結局、中学も高校も私は友達ができずに終わった。
だが、大学に入って、若葉さんにあって、昆虫が好きな人に出会った。
私は友達ができたことがないから、友達の定義もわからない。
鈴川さんと私は、奥谷君と私は、若葉さんと私は、蕾ちゃんと私は、友達だったのだろうか。
わからない。
あの時は、友達だって、各省が欲しかったように思う。
だけど、もういいや。独りよがりだったとしても、もうみんなに顔向けできないから。
頭から手、指の先へと昇っていき、何かを壊したい衝動に駆られる。
壁を殴ったり、頭をぶつけたり。
痛い。でも、その衝動は消えてくれなくて、増えてくるばかり。
足りない。足りない。
一番壊したいのは自分自身なんだってこと。



