彼はいつもみんなの中心にいて、キラキラしていて。
なのに、少し影もあって……“特別な存在”に見えた。
正直、話しかけるだけでも緊張した。
でも、それ以上に話してみたかった。
「ポケ友になってくれませんか?」
震える手で、コメントを送った。
そんな私に、大輝はあっさりと、でも優しく言った。
「仲良くしようぜ!」
それが、すべての始まりだった。
まるで前からの友達みたいな、気取らないひと言。
その言葉に、心がふわっと軽くなった。
何て返したかはもう覚えていないけど、あの瞬間から、私は少しずつ彼に惹かれていったのかもしれない。
