ご主人様は糖度高めの三つ子様


え?!こ、婚約?!!

太陽いつの間に?

だってこの前、
フラれたって取り乱して、
車すってたじゃん!!

「あら、そうなの。
じゃあ、お母さんにそう言っておくから、ご挨拶にいってらっしゃい」
「また機会があれば」
「なるべく早めにね。
ところでどんなこなの?」
「まぁ、とりあえず上がれば?」
「そうね。
じゃあスーツケースだけ運んでくれる?」


外にあるスーツケースを取りに
太陽がドアを開けようとした。

「やばっ」

急いで物陰に隠れる。

太陽がお姉さんのスーツケースを家の中に運びいれたのを見届けて、
パン屋へ急いだ。


婚約者って誰なんだろう?
女の子は周りにたくさんいるみたいだから
そのうちの一人かな?


まぁ…私には…関係ないことだけど…