ご主人様は糖度高めの三つ子様

目が覚めたら、棺みたいな冷凍庫…
じゃなくて、自分のベッドの上だった。
エアコンがきいてて涼しい！！

「気分は？」
起き上がると雷がベッドに腰掛けていた。

「大丈夫…
ごめんなさい…迷惑かけてしまって…」
「別に迷惑だなんていってねーし」
「いや…私がそう思ってる」
「今日はもうそこにいろ」
雷は立ち上がるとテーブルに散乱していた
保冷剤や氷のうをかごに放り込んで
部屋から出ていった。


「………はぁ」

私が裸足だったこと、どうおもったんだろうか…
サンダル！！どうなったかな？
三つ子たちに見つかったかも…
あんな道のど真ん中にあれば…

調子はもう良さそうだし、確認しにいこう。

切れて血だらけだった足はちゃんと手当てしてあった。
朔さんかな…雷かな…
あとでお礼を言っておこう。

なぜかコソコソと階段を下りて、
マンションの玄関から外へ出ようとしたけど、そうだ私、履くものがないんだ、
と気づいた。

「庭に出る用のスリッパとかないのかな？」
しかし、玄関にシューズボックスらしきものがない。

なんでだ！