ご主人様は糖度高めの三つ子様


しまった!
私……
サンダルを置いてきてしまった!!

はぁーっ!!なんてバカなの!

車に乗り込む時に、
高級車過ぎて土足ダメだ~
って思って脱いだはいいけど、
それを車の外に置いたまま忘れてた!

玄関か!

まずい…でも、脱ぎ忘れたとか
恥ずかし過ぎて言えない…
あー、もう…自分がバカすぎて呆れる…

このまま目的地に着いてしまったら、
裸足だということがバレる!
出発してまだ間もない。
車だから結構な距離進んだけど、
ギリギリ歩いて戻れると思う!


「朔、そこのコンビニで停めろ」
「いや、さっくん、停めないで。
時間の無駄じゃん」



運がいい。
三つ子の会話は車を停車させる流れになってる!
このままどさくさに紛れて帰ろう。

用事を思い出したとか、
適当な理由をつけて。