「そうじゃないんです。
みんなのためです」
「そうですか…」
ぐううう…
私もお腹がすいたから、
卵焼きを頂くとしよう。
うーん!おいしい!
私ってば、すごいじゃん。
「木葉ちゃん」
「はい?」
ん?今、木葉ちゃんって呼んだ?
気のせい?
「僕、シャワー浴びてきますね」
「あ、はい…いってらっしゃい」
なんだろう…
今日は朔さんが別人みたいだ…
優しいし、穏やかだし、今朝は機嫌がいいのかな?
あー、もしかして、今日は給料日なのかも。
「お、うまそ」
朔さんが出ていってしばらくすると、
雷が入ってきた。
「雷ー!!
さっき朔さんが食べてくれて、美味しいっていってくれて…
もう感激で泣きそうだわ」
「俺だっていつも食べてやってンのに」



