ご主人様は糖度高めの三つ子様


「え?!」
「まずはうまい飯の炊き方から」


その後、卵焼き、焼き魚、お味噌汁、
朔さんの朝御飯のお手本とコーヒーの淹れ方、
全て教わった。

でも私、頭はそんなによくないから、
全部完璧に覚えていない!

メモはとりました。


「なんで雷はこんなに料理できるの?
出来たもの全部おいしいし!」
「一人暮らししてる時、自炊してたし」

自炊してたし…
でこんなレベルなる?!
修行してたの間違いじゃ…

「こんなおいしい料理、
生まれて初めて食べました」

結局私がごちそうになってしまったという…

「お金払いたいくらい(ないけど)」
「…………いいすぎ」

雷の返答に間があいたから、彼を見ると、

なんだかちょっと顔が赤い。

照れてる?!


へぇーーー…
いつも眉間にしわよせてるけど、
そういうかわいい顔もするんだ…