純愛×未満



「せんぱ……っ、それやだ……」

「なに? ……ここ?」

「っ……や……」


保健室の先生は、毎週水曜日、二時間目に保健室を空にする。

何か、先生だけの独自のルーティーンあるのかもしれない。

先輩は、大分前からその事を知っていた。

先輩のことだから、誰か他の女子ともこんなふうに保健室を利用していたのだろう。

そんなこと、あたしにはどうだっていい。

あたしにとっての先輩は、言うなれば反面教師。
言葉の使い方は間違っているかもしれないけど、これが一番しっくりくる。

悪いことしか、教えてくれない。
ただの“教師”。

あの日から、何週間経っただろう。

水曜日、二時間目は、保健室で先輩とふたりきり。