純愛×未満

二時間目が終わり、休み時間。

自分で結んだへたくそなスカーフを見たら、先輩に会いたくなった。

行くのは二階じゃなくて、一階の保健室。

先輩に会う時はいつも二時間目だったから、いないと思うけど。

遠くから保健室をそっと見てみると、そこには人影。

何週間も会いに行かなかったし、まさかいるとは思わなかった。

あたし、あそこに行ってもいいのかな……。

うつむいて、迷って、また顔を上げると、先輩と目が合って。

「え」

瞬間、先輩がスタートダッシュを切って、こちらに向かって走りだした。

「待て、真白!」

「ひっ、え!?」

びっくりして、あたしもダッシュで逃げる。