イケメン警察官、感情ゼロかと思ったら甘々でした

美香奈は一日、仕事を休んだ。

交番から帰宅したのは深夜近く。
事情聴取、現場確認、そして証拠品の扱い――全てがきちんと“事件として”進められた。

神谷は、最後まで傍にいてくれた。

必要な説明は全て冷静に。
けれどその合間、何度もこちらを気にするような視線を送ってくれていた。

「今日はゆっくり休んでください。僕らが動きますから」

そう言って、帰り際にほんの少しだけ――
あの無表情の奥に、静かな怒りのようなものが見えた。

(守ろうとしてくれてる)

その確信が、美香奈を支えていた。

昼前、携帯に一本の電話が入った。

『こちら南交番の神谷です。体調、大丈夫ですか?』

聞き慣れたその声に、胸がまた少しだけ温かくなる。