イケメン警察官、感情ゼロかと思ったら甘々でした

「――ねえ」

そっと声をかけると、涼介はソファに座る美香奈の隣へ、静かに腰を下ろした。

「どうした?」

「……ほんとに、いいの? 私と、で」

不安が、少し滲んだ声だった。

涼介は、美香奈の手を優しく取り、その指を自分の掌に包み込んだ。

「いいも何も、俺は……君じゃなきゃ、だめだったんだよ」

美香奈は目を伏せ、頬を染める。
指先が少しだけ震えていた。

涼介はそっと、彼女の額に口づける。

「怖いなら、無理はしない。……でも、俺は、君のすべてを愛したいと思ってる。
その気持ちは、焦らず伝えていきたい」

静かに頷く美香奈。
そして、彼女の方から、神谷の胸元へと身を寄せた。

「……わたしも、触れたいの。あなたのこと、ちゃんと……感じたい」

その言葉に、神谷の瞳がわずかに揺れた。

けれどすぐに、真っ直ぐな眼差しで彼女を見つめ、
そっと頷いた。

「……じゃあ、こっちにおいで」

指先でそっと肩を抱き寄せる。
呼吸が重なるほどの距離。

そして――
ふたりの唇は、静かに重なった。

それは、言葉よりも深く。
記憶よりも確かに――
ふたりを結ぶ、愛の証だった。