イケメン警察官、感情ゼロかと思ったら甘々でした

「ただいま」

「おかえりなさい」

温かな声が、玄関に広がる。
エプロン姿の美香奈が、そっとコートを受け取る。

「……お疲れさま。緊張した?」

「そりゃ、まあ……捜査一課だしな」

「でも顔が、ちょっとだけ楽しそう」

「……バレたか」

肩の力がふっと抜けた。
そのまま美香奈を引き寄せ、額にキスを落とす。

「ここに帰ってくるって思えるから、頑張れる。
だから、ただいま。……そして、ありがとう」

美香奈はそっと笑い、
彼の胸に顔を預けた。

新しい日々。新しい場所。
けれど、ふたりの心は、どこまでも変わらずに――ひとつだった。