日が傾きかけた午後四時。
人の流れがゆるやかになった商店街を、美香奈は小さなエコバッグを下げて歩いていた。
たった10分の買い物が、まるで旅のように感じる。
背後に誰かの足音があるたびに振り返り、道の反対側の影が動くだけで鼓動が跳ねた。
コンビニでコーヒーを買い、帰路につく。
アパートまで、あと数分。
そんなときだった。
「すみません」
後ろからかけられた声に、思わず肩が跳ねた。
振り返ると、そこには制服姿の警察官が立っていた。
「あ、すみません……びっくりしてしまって……」
息を整えながらそう言った美香奈に、警察官は小さく頭を下げる。
「このあたりで、不審者の目撃情報があったんです。時間帯的にも、ちょっと気になって」
その声は低く、落ち着いていた。
顔をよく見ると、数日前――交番で一瞬目が合ったあの警官だった。
人の流れがゆるやかになった商店街を、美香奈は小さなエコバッグを下げて歩いていた。
たった10分の買い物が、まるで旅のように感じる。
背後に誰かの足音があるたびに振り返り、道の反対側の影が動くだけで鼓動が跳ねた。
コンビニでコーヒーを買い、帰路につく。
アパートまで、あと数分。
そんなときだった。
「すみません」
後ろからかけられた声に、思わず肩が跳ねた。
振り返ると、そこには制服姿の警察官が立っていた。
「あ、すみません……びっくりしてしまって……」
息を整えながらそう言った美香奈に、警察官は小さく頭を下げる。
「このあたりで、不審者の目撃情報があったんです。時間帯的にも、ちょっと気になって」
その声は低く、落ち着いていた。
顔をよく見ると、数日前――交番で一瞬目が合ったあの警官だった。



