「あはは」
「も……、何笑ってんの。真尋くん、手……!」
「俺のことでいっぱい困って、真っ赤になって可愛いね」
「真尋くん!」
今さら思うことじゃないのは、分かってる。
だけど、思わずにはいられない。
私は、とんでもない人を、ベランダで拾ってしまったらしい。
*
「へぇー、こっちの店ってこんな感じなんだ」
「……真尋くんの世界と、違う?」
結局、真尋くんはずっと私の手を離してくれなくて、歩いて近所のショッピングモールに来ただけなのに、すでに疲れた。
そして、諦めた。
メンズ服売り場は、何階だっけ。
「いや、建物が低いだけで、中はそんなに変わんないかも」
「建物?」
ここのショッピングモールは三階建てで、確かに高い方ではないかもしれないけど。
そういえば、ちゃんと聞けなかったけど、空が見えることをめずらしがってたな。
あれって、周りの建物が高いから空が見えないって意味だったのかな。
「も……、何笑ってんの。真尋くん、手……!」
「俺のことでいっぱい困って、真っ赤になって可愛いね」
「真尋くん!」
今さら思うことじゃないのは、分かってる。
だけど、思わずにはいられない。
私は、とんでもない人を、ベランダで拾ってしまったらしい。
*
「へぇー、こっちの店ってこんな感じなんだ」
「……真尋くんの世界と、違う?」
結局、真尋くんはずっと私の手を離してくれなくて、歩いて近所のショッピングモールに来ただけなのに、すでに疲れた。
そして、諦めた。
メンズ服売り場は、何階だっけ。
「いや、建物が低いだけで、中はそんなに変わんないかも」
「建物?」
ここのショッピングモールは三階建てで、確かに高い方ではないかもしれないけど。
そういえば、ちゃんと聞けなかったけど、空が見えることをめずらしがってたな。
あれって、周りの建物が高いから空が見えないって意味だったのかな。



