ひとつ、ふたつ、ひみつ。

なんだかまた、とんでもないことをサラリと言っている。

私はもしかして、すごい人を好きになってしまったのかもしれない。

「ごめん。私、頭良くないからあまり理解できないんだけど……。真尋くんは、ここにいられるの?」

「うん」

「ずっと?」

「ずっとだよ」

「明日も?」

「うん、明日も。その次も」

「ふ、冬も……一緒にいる?」

言葉を紡ぐ唇が、震える。
ひとりぼっちのクリスマスを思い出すと、怖い。

「今度こそ、こまりと雪が見れるね」

「っ……、約束してくれる?」

「もちろん。ずっとだよ。約束」

いつか夢に見た幸せな未来に手を伸ばすように、真尋くんの手に触れる。

それは、確かにここにある現実。