ひとつ、ふたつ、ひみつ。


──ドサッ!

「っ──!?」

何かが落ちてきたような音で、ハッと目が覚めた。
いけない。窓を開けたまま寝ちゃってた。
ひとりきりの時に、なんて不用心な。

慌ててソファーから体を起こして、まだ半分くらいは夢の中にいる状態の足元がふらつく。

今、何か大きい音が聞こえたような……。
それは、夢の中の話?
それとも、現実?

音がしたのは、確か……。
ベランダ?

“その人”と目が合って、瞬きも忘れるほどに、固まってしまった。

やっぱり、まだ夢を見ているの?