ひとつ、ふたつ、ひみつ。


次の日、私は大学を休んで、思い出の運動公園に足を運んだ。

真尋くんがいなくなってしまってからは、怖くて、近くに訪れることさえ出来なかった。

小さい頃、家族三人で遊びに来て、パパがいなくなってからは、ここは私にとって悲しく辛い場所になってしまった。

それを、また幸せの記憶に変えてくれたのは、真尋くんだった。

平日だからか、あまり人はいない。
あの頃とは、違うものがたくさんある。

レストランの場所は移転してしまって、草原になってしまっているし、
ベンチの配置も全然違う。

目を閉じれば今も、あの日の雨宿りの風景がよみがえる。