ひとつ、ふたつ、ひみつ。

カチ、カチ、カチ。

もう、聞こえないはずなのに。
カウントダウンが、止まらない。

「っ、ぅ……」

涙が嗚咽と共にボタボタと落ちる。

ううん、違う。
カウントダウンなんてもう、知らないうちに始まって、とっくに終わっていた。

こんな最後だなんて、聞いてない。
だって、笑ってたのに。

昨日も、今日も、ずっと。一緒にいるはずだったのに。

ひとりぼっちになった私の目の前に突然現れた真尋くんは、ある日突然目の前から姿を消した。

真尋くんのリュックが、ベンチから地面に落ちる。
ファスナーが開いたそこからは、綺麗にラッピングされた小さな箱がこぼれ落ちた。