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「え? 仁村真尋? 君、仁村さんの知り合いの人?」
真尋くんのバイト先を訪れて、入口にたまたまいた20代くらいの男性に声をかけた。
両手で大きなダンボールを抱えて、建物の中に運ぼうとしているところを邪魔してしまって、申し訳ない気持ちになる。
男性は一度ダンボールを地面に置いて、私に向き直る。
「はい、真尋く……、仁村さんは、まだバイト中ですか?」
会えるかもしれない。
会えないかもしれない。
どっちつかずの状況に、話す声が震える。
「いや、仁村さんなら、ここにはいないよ」
「そうですか……」
あまり期待はしていなかったけど、いざふりだしに戻ってしまうと、やっぱりがっかりしてしまう。
あとは、どこを探したらいいんだろう。
真尋くんと一緒に行ったことがある場所? 運動公園とか、学校とか……。
次のことを考えていた私に、男性は困ったように頭をかいた。
「いないっていうか、いなくなったんだよ。昨日の仕事中に買い物を頼んだら、そのまま戻ってこなくて」
「え?」
「スマホに電話しても、繋がらないし。いや、まあ、仕事が嫌になっていきなり飛ぶやつは今までもいたけどさ。結構明るい人だったから、意外だったけど」
違う。真尋くんは、そんな人じゃない。
仕事だって、嫌がる様子は今までに見せたことはなかった。
「え? 仁村真尋? 君、仁村さんの知り合いの人?」
真尋くんのバイト先を訪れて、入口にたまたまいた20代くらいの男性に声をかけた。
両手で大きなダンボールを抱えて、建物の中に運ぼうとしているところを邪魔してしまって、申し訳ない気持ちになる。
男性は一度ダンボールを地面に置いて、私に向き直る。
「はい、真尋く……、仁村さんは、まだバイト中ですか?」
会えるかもしれない。
会えないかもしれない。
どっちつかずの状況に、話す声が震える。
「いや、仁村さんなら、ここにはいないよ」
「そうですか……」
あまり期待はしていなかったけど、いざふりだしに戻ってしまうと、やっぱりがっかりしてしまう。
あとは、どこを探したらいいんだろう。
真尋くんと一緒に行ったことがある場所? 運動公園とか、学校とか……。
次のことを考えていた私に、男性は困ったように頭をかいた。
「いないっていうか、いなくなったんだよ。昨日の仕事中に買い物を頼んだら、そのまま戻ってこなくて」
「え?」
「スマホに電話しても、繋がらないし。いや、まあ、仕事が嫌になっていきなり飛ぶやつは今までもいたけどさ。結構明るい人だったから、意外だったけど」
違う。真尋くんは、そんな人じゃない。
仕事だって、嫌がる様子は今までに見せたことはなかった。



