「え、ええー? なな何の話?」
「俺が部屋の外から声かけた時、お前、部屋の中にいたよな?」
「あっくん、昨日私の部屋まで行ったの? な、なんのことか、分かんないなぁ。その時には、私はすでに花恋の家に向かってたと思うよ」
怖い怖い怖い。
言い訳をしている間にも、犯人を問い詰める刑事のような視線が突き刺さってくる。
変な汗が、背中にダラダラと止まらない。
「……男か?」
「!!」
私のついた嘘なんて、少しも通用しない。そう言われている気がして、息を呑む。
さすが、何年も幼なじみをやっているだけのことはある。
「違うよ。花恋の家に泊まったんだってば。そう言ってるでしょ」
頑張って、いつも通りの笑顔のつもりだけど。
私って、あっくんの前では、いつもどんな表情をしていたんだろう。
分からない。思い出せない。
“いつも”なんて言えるほど、あっくんとはもう一緒にいない。
「俺が部屋の外から声かけた時、お前、部屋の中にいたよな?」
「あっくん、昨日私の部屋まで行ったの? な、なんのことか、分かんないなぁ。その時には、私はすでに花恋の家に向かってたと思うよ」
怖い怖い怖い。
言い訳をしている間にも、犯人を問い詰める刑事のような視線が突き刺さってくる。
変な汗が、背中にダラダラと止まらない。
「……男か?」
「!!」
私のついた嘘なんて、少しも通用しない。そう言われている気がして、息を呑む。
さすが、何年も幼なじみをやっているだけのことはある。
「違うよ。花恋の家に泊まったんだってば。そう言ってるでしょ」
頑張って、いつも通りの笑顔のつもりだけど。
私って、あっくんの前では、いつもどんな表情をしていたんだろう。
分からない。思い出せない。
“いつも”なんて言えるほど、あっくんとはもう一緒にいない。



