ひとつ、ふたつ、ひみつ。

目が冴えて、すっかり眠気なんて飛んでしまったから、そばに落ちている自分の服が視界に入ってきて、それが恥ずかしくてたまらない。

真尋くんの服なんて、袖口が裏表ひっくり返っていて、余裕なく脱ぎ捨てたことが分かる。
いつも洗濯物を綺麗に畳んで置いてくれる彼の姿からは想像がつかなくて、胸が詰まるような思いを覚えた。

真尋くんの部屋に、一晩泊まってしまった。

少しの罪悪感と、それを上回る高揚感。

なんだかたまらない気持ちになって、私は真尋くんの胸に顔を埋めて、痛くなるくらいに強く目を閉じた。

……暖かい。

眠っていて意識がないはずなのに、苦しいくらいにギュッと抱きしめる腕の力とか。

サラサラの髪の毛が肌を撫でて、くすぐったい感覚とか。

全部、私が真尋くんと一緒にいるという証。