ひとつ、ふたつ、ひみつ。



……と、いうわけで。

(かすみ)さん、今回は休暇を取ってきたんでしょ? 日本にはどれくらいいられるの?」

「二週間なの。あー、でも日本ってやっぱりいいわね。離れたくないなぁ」

「ふふ。でも、クリスマスだけじゃなく、お正月はこまりちゃんと一緒に過ごせるからよかったじゃない」

「そうねぇ」

二家族で食卓を囲みながら、ママとあっくんのママが談笑しているのを横目に、私は目の前に座るあっくんを無言でチラ見。

き、気まずい……。
やっぱり、まともに目を合わせてくれないし。

でも私も同じだから、人のことは言えない。

あっくんのパパは仕事で遅くなっているらしく、まだここにはいない。

「また長岡さんにこまりのことを頼むことになっちゃうけど……」

「全然、全然! それに、こまりちゃん、ひとりでずっと偉かったわよ。うちの助けなんか、少しもいらなかったんだから」

ママたちの会話に自分の名前が出て、うつむき加減だった顔を上げる。