ひとつ、ふたつ、ひみつ。

真尋くんは、パチ、パチ、とゆっくり二回まばたきをして。

「……俺、そんなに分かりやすい顔してた?」

と、目をそらして口元を隠した。

照れていても、顔がいい……。

「ううん、私が言いたくなっただけ。真尋くんのやきもちは、もっと分かりやすくなってくれたほうが、助かるよ」

「やだよ。かっこ悪いもん」

「ずっとイケメンなくせに」

「顔じゃなくて」

あ、やっぱり、イケメンな自覚はあるんだ。

「はぁ……。ごめん、こまり。ありがとう」

私の手にさらに真尋くんは手を重ねて、安心したような笑顔を向けた。

「夕飯の準備が出来たら呼ぶから、こまりはリビングで休んでて」

「手伝うよ?」

「いいの。俺がやりたくてやってんだから」

「そうなの? ありがとう……」

「ん」

「!」

不意打ちで額にキスをされて、結局やられたのは私だった。