ひとつ、ふたつ、ひみつ。

「なんだよ、それ。もっとあるだろ、他に」

「だって……」

「いいや。何歳?」

「一個上だよ。17」

「ふーん。……学校の先輩?」

「ううん、違う」

「他校生か」

「んー……? ……うん」

「なんだ、その間」

「あはは……」

私の空笑いに、あっくんもつられるように口角を上げる。

「……そっか。こまりにも、好きな人なんか出来るのか」

「……」

「昔は、こんなにちっちゃかったくせに」

あっくんが、右手の人差し指と親指を五センチくらいに広げる。

「あ、ちっちゃいのは、今もだな」

「成長したから! てか、昔だって、そこまでちっちゃくなかったよ。知ってるでしょ」

「ああ。知ってる、全部」